どうも、流兎です。
前回の記事の最後で宣言した通りストリーミング配信とかに必要になりそうな雰囲気の機材を紹介してみようかなと思います。
そもそもストリーミング配信って何?
ざっくり言うと動画やら音声やらを配信する時の形式のひとつです。
たとえばニコニコ動画やニコニコ生放送、YouTubeみたいな動画配信サイトで使われています。
逆にストリーミングじゃないものはと言うと、iTunesStoreなんかで購入した曲やビデオを視聴するケースがそうですね。
基本的にはニコニコ動画やニコニコ生放送なんかはパソコンにファイルをダウンロードしてから視聴するわけではないですよね。
イメージ的にはそんな感じです。
(正確にはダウンロードしてるんですが、ややこしくなるのでイメージで進めます)
そしてストリーミング配信には主にオンデマンド配信とライブ配信の二通りがあります。
オンデマンドは事前にサーバー上に用意してあるファイルを好きな時に視聴再生する感じで、ニコニコ動画とかYouTubeとかがこの形式です。
ライブ配信はリアルタイムに動画や音声を配信する、ニコニコ生放送やYouTubeLiveのような形式です。
今回はライブ配信を中心に考えていこうと思います。
ライブ配信には何が必要?
ここからは独断と偏見に染まりきった感じで書いていきますので必ずしも正しい情報ではなくなっていくと思います。
さて、ライブ配信するにはどういうものが必要になるのか。
これもどこまでやるのか、とか、既に持っている機材次第で変わってきたりします。
・配信用PC
これは必須ですね。
配信するのが音声のみなのか、動画もなのか、はたまた複数画面の動画なのか等で要求スペックも変わってきます。
・DJ機器
これも、ある方面から反論飛んできそうですが、必須としておきます。
そもそもパソコン内でのソフトウェアの設定とかを説明したいわけではないのでこれがないと始まらない。
・配信用オーディオインターフェイス
初心者にありがちな落とし穴、オーディオインターフェイス。
PCのDJソフトを使ってDJをする場合、オーディオインターフェイスという機器を使うんですがそれとは別に配信用にオーディオインターフェイスが必要になります。
PC2台での配信(配信用、DJ用)であってもPC1台であっても、例外もありますが、基本的にはこの機器が必要になります。
・ミキサー
場合によっては必要となるミキサー。
オーディオインターフェイスに統合されているケースもあります。
・モニタースピーカーとPC側のスピーカー
オーディオインターフェイスによっては兼用可能です。
・マイク
喋るならいります。
・ウェブカメラ
機材触ってる手元や自分自身、その他何かを映す場合は必要です。
・各種配線
機材に合わせた種類のケーブルが必要になります。
付属のケーブルだけでは接続出来ない場合があるので要確認。
まずはDJ機器の入出力端子を確認しよう。
大概、だいたい同じなのでそこまで気にすることでもないかもですが念のため。
入出力端子によってケーブル変わりますし、場合によっては機材省略出来たりしますので確認しておきましょう。
今回はうちにあるDJM-850と前回の記事でも紹介したDDJ-RBを参考にします。
・DDJ-RBの背面
MASTERとしてRCAの赤白、MICでフォンがひとつ。
MASTERというのはこの機器においての最終出力ですね。
それとフォン端子のマイク入力が使えます。
・DJM-850の背面
MATER1のキャノン、MASTER2のRCA、REC OUTのRCA、BOOTHのフォン、DIGITAL MASTER OUT等、なんかたくさんあります。
なんか色々ありますが、これ全部同時に出力できます。何気に大事なとこだったりするので後々触れます。
あと、マイク入力はMIC2が見えますが、天井面にコンボジャックがひとつ付いてるので2本入力できます。
配信用オーディオインターフェイスを選ぼう。
何気に厄介なところで、バリエーションがある上に選んだものによって他の機材選びにも影響が出る上に、基本的に高い。それがオーディオインターフェイス。
そもそもなぜこの機器が必要になるのか疑問に思ってる人もいるでしょう。
DJ機器を使っている場合、基本的にはDJ機器のマスターアウトから音が出力されます。
「まずはDJ機器の入出力端子を確認しよう」の項目で触れましたが、物理的(?)にパソコン外に出力されちゃうんですね。
なので、パソコン内で再生するためには一度外に出た音を入力しないといけないわけです。
そこで登場するのがオーディオインターフェイス。
早速いくつか見てみましょう。
・Roland UA-55


DJに限らずニコ生配信者に圧倒的人気だったインターフェイス。
僕も今使ってるのはこれ。
・YAMAHA AG03-MIKU


各ジャンルの配信に必要な機能をぎゅっと凝縮した配信者のためのオーディオインターフェイス。
外見の通りアナログミキサーのような使用感で直観的に操作が出来るので初心者さんにもオススメ。
敢えて面倒な点を挙げるとしたら端子の種類が複数混合してしまうこと。
初音ミクじゃなく通常のモデルもあります。
・Focusrite Scarlett 2i2 G2


ステレオ入出力が可能なオーディオインターフェイス。
機能的にも値段的にもRolandのUA-55を挙げている時点で載せるか悩んだんですが、外見が好みなので載せます。
余談ですがコンデンサーマイク、ヘッドホン、オーディオインターフェイスにさらにDAWソフトをバンドルしたセットも用意されてたりします。
・BEHRINGER UCA222


どれも高いなぁ、って時に候補に挙げるのがこれ。
とにかくシンプル。安い。さすがBEHRINGER。
難点はPCスピーカーの出力とモニタースピーカーの出力を分けることが出来ない点。
やろうとしたら別途スプリッターなりミキサーなりが必要になるので結局お値段上昇します。
ところでオーディオインターフェイスを選ぶにあたって、ダイレクトモニター機能というものがとても重要になったりします。
これどういう機能かというと、オーディオインターフェイスへ入力した音をオーディオインターフェイスに繋いだスピーカーから直接出力するというもの。
なんと通常は入力した音って再生されないんです!
ダイレクトモニター以外にも、ループバックとか言ったりします。
DJプレイには必須ですね。
さてこのダイレクトモニター機能、実は機種によって差があります。
パソコンの出力音とDJ機器の出力音を同時に再生するか、個別に再生するか、とかですね。
やってみればわかるんですが、実はこれとても大事で、個別に再生出来ないといちいちパソコン側であれこれ設定いじったりタイムラグが出てとてもやりにくかったりとかなり不便だったりするんです。
上に挙げたオーディオインターフェイスで個別に再生出来るのがUA-55とScarlett 2i2 G2、出来ないのがUCA222、出来なくもないのがAG03です。
特にUA-55とScarlet 2i2 G2はスピーカー1セットでも出来ちゃいます。
UCA222やAG03でやろうとすると別途ミキサーもしくはスプリッターを用意してスピーカーを物理的に分けることになります。
物理的に分ける場合ですが、DJM-850等のように複数の出力端子がある場合は別途新しく機材を導入しなくてもそのまま使えます。利用しましょう。
※根本的に、パソコンから出る音を聴かない、配信の音を確認しないなら分ける必要はなくなります。
マイク入力にも触れておきましょう。
配信中に喋るならマイクが必要になります。
マイクの入力も最終的にはオーディオインターフェイスを通すんですが、上記インターフェイスだとAG03以外は2chの入力のみしかありません。
ここで思い出してほしいのがDJ機材。
だいたいマイク入力端子が付いていますのでこちらに繋いでしまいましょう。
ただし、だいたいの場合ファンタム電源非対応なので、コンデンサマイクを使いたい場合はAG03のようなオーディオインターフェイスを使うか別途対応したミキサーを用意しましょう。
ミキサー・スピーカー・マイク・ウェブカメラ
この項目は、それぞれ単品で紹介が難しいなぁと思ったのでまとめちゃいます。
というのも、ミキサーに関しては使わなくてもいいし使ってもいいし、DJ機材とオーディオインターフェイスによっては必要なかったりと、他の項目の機材次第なんです。
スピーカーに関しても、PCスピーカーとモニタースピーカーを分けるのが理想ですが、DJ機材、インターフェイス、ミキサー次第。
一応前回の記事で入門的なオススメスピーカーには触れています。
マイクやウェブカメラに至っては特にオススメはありません。
しいて言うなら、コンデンサマイクはファンタム電源要るから対応したオーディオインターフェイスやミキサー用意してね、とか、初心者さんならダイナミックマイクの方が扱いやすいよ、とか、ウェブカメラは高感度高フレームレートだとハズレないよ、とかそんなところでしょうか。
ケーブル
この記事ではあまり質には触れません。
質に触れ始めると、値段だったり都市伝説だったり色々話が膨らんでしまうので。
そもそも質にこだわるような人ならこの記事わざわざ読む必要がないと思っています。
さて、オーディオケーブルに関してですが、選んだ機材によって変わります。
オーディオインターフェイス、ミキサー、スピーカー、DJ機材の入出力端子を確認しながら必要な種類を必要な本数揃えてください。
DDJ-RB、Scarlett 2i2 G2、PM0.3をセレクトした場合はRCA-フォンのデュアルケーブルが2本。
DDJ-RB、UCA222、PM0.3だとRCA-RCAのデュアルケーブル2本。
DJM-850、UA-55、PM0.3×2の場合は、いくつか選択肢が出てきますが、キャノン-キャノン×2、フォン-RCAのデュアルケーブルが2本といった感じでしょうか。
ほんと機材次第なので間違えないように気を付けてください。
最後に。
数が足りなくておあずけとか悲しくて仕方ないからね!(経験済み)